あの時の火災の6割が「通電火災」だった|1.17 に寄せて

多くの人にとってそのような日があるように、1月17日は阪神間で住む私たちにとって忘れることの出来ない1日です。

 

 

あれから沢山の日々が流れ、あの後生まれた人のそのまた子供も生まれている。既にそういう歳月が流れたんですね。平成7年に起こった阪神淡路大震災は消防や行政の初動体制、建物の耐震基準や各家庭の地震に対する備えが飛躍的に改善される契機となったと云われています。当時の被害で多かったのが建物の倒壊、家具の転倒、そして火災でした。

(写真提供:神戸市)

 

地震発生時刻は5:46。多くの方がまだ起きていなかった早朝にどうして火災が起こってしまったのか?その原因の多くを通電火災が占めたと云われています。

 

 

地震発生時に広域で停電が発生する→そのままブレーカーを落とさず避難する→電力が復旧した時に揺れで家具や布団と接していた家電品に「通電」し、それが火元となるというわけです。阪神淡路大震災では火災原因の6割をこの通電火災が占め、その危険性が広く知られるようになりました。その後あった東日本大震災はじめ多くの震災でも、割合は減っているものの、まだまだ多いのがこの火災です。

 

改めて通電火災を起こさないために

当時がそうだったように暖房器具を使う時期は特にそのリスクが高くなります。対策はシンプルで、要は通電した時作動しないようにすること。1つ1つスイッチを切れればいいですが、災害時にその余裕はありません。だからブレーカーを落とすという1回の行動で済ませる。
最近は暖房器具自体に安全装置がついていたり、揺れに反応して落ちてくれる感震ブレーカー(ピンキリありますので、お取り付けの際は電器店や電力会社にご相談ください)もあります。自治体によっては斡旋していたり、補助金が出るところもあります。

 

とは言え、基本は「避難時には必ずブレーカーを落とす」。その行動が命や財産を守ることがある、というのが震災からの教訓です。これを機に改めて危機意識を持って行きましょう。