「しんきゅうさん」ご紹介-家電品買い換え後の消費電力削減効果を知りたい時に

冷蔵庫などの家電品をまだ壊れていないのに買い換えるのは、なかなか踏み切れないものです。ただ、10年も経てば交換部品も手配出来にくくなり、故障したときのリスクが高まるのも事実。

 

あわせて10年も経てば消費電力が大きく改善されている商品も多く、モノによっては年間で何万円も違いが出ることも。そうなると多少の不便にガマンしてあと数年も使うよりも、思い切って買い換えても数年で元が取れてしまう。こういうことは多々あります。

 

こうした時に家電量販店や電器屋さんに出向いて聞くのは、そのまま買い替えを勧められそうで心の準備が・・・というお気持ちもよく分かります。

 

アトム電器のような街の電器屋さんの場合、修理のご依頼などあった時に商品以上に、そうした情報をお伝えするのは大切な仕事の一つでもあるのですが、一般にはなかなか知られていない、というジレンマもあります。先日もこういう投稿が拡散していました。

 

 

「最近の冷蔵庫はすごい消費電力下がってるからちゃんと新しいの買った方がいい」。
こういう投稿がネットで拡散される時はそれだけ知らなかった、改めて気付いた人が多かったということ。中には「家電量販店が料金のシミュレーションサービスを開発すべき」といったコメントも付いていて、一般にはまだまだ知られてないんだな、と新鮮な感想を持ちました。

 

環境省からリリースされている省エネ製品買換えナビ「しんきゅうさん」

量販店さんに開発を促さなくても、環境省から既に該当するナビゲーションが公開されています。

 

 

当サイトからもリンクを貼っていますし、量販店さんのHPでも大抵紹介されており、家電販売店さんの間ではよく知られた存在で、サイトでは冷蔵庫・エアコン・テレビ・温水便座・LED照明を比較することが出来ます。商品情報のラベルを撮影するだけで情報入力できるアプリも出ていますので操作はカンタン。

 

例えば冷蔵庫の買い替えをシミュレーションしてみる

例えば10年前の420Lタイプの冷蔵庫を、三菱さんから出ているMR-B46Fへの買換えをシミュレーションしてみると・・・

 

 

年間で1.2~1.4万円お得と出ました。買い替えを検討する前にこうした情報をシミュレーション出来ると、商品価格ばかりに目が行くことなく、性能も合わせて使うシーンがイメージが付きやすいです。

 

このしんきゅうさんはじめ、消費電力の比較は販売店では当たり前ですが、一般にはまだまだ知られていない情報は多々あります。私たち電器店自身もこれらを積極的にご利用頂いて、より良いご提案につなげて行きたい、と思っておりますし、プロに委ねるだけでなく一緒に検討できるようになると良いですよね。