他業界の新サービスが「それ電器屋の仕事やん…」だった時にすべきこととは?

高いところの電球交換やエアコンのフィルター掃除、場合によってはドアノブや水道の蛇口の緩みを直したり、など。それらは街のでんきやさんが訪問時行うサービスとしてスタンダードなものです。そうしたことの多くは特に明文化されている訳ではなく、お客様との阿吽の呼吸によって成り立っていました。それが最近、企業のサービスとして打ち出されることが増えて来ています。

 

このイオンさんのサービスが取り立ててどう、というわけでなくホームセンターやお掃除屋さんなど、以前からこれらがサービスとして打ち出され、それがニュースになることは増えています。

 

 

以前からやっている店舗としては、こういうのモヤモヤしますよね?しかし望むと望まざるとに関わらず、業界の垣根が無くなって行くのが今の時代。私たちアトムチェーンにしてもリフォームを新たなサービスとして拡げていたりして、以前は他の業界だった領域に仕事内容は広がっています。ではこうやってモヤモヤを感じた時はどうすれば良いのでしょうか?

 

「当たり前」の棚卸をしてみよう

こうして他の業界が打ち出して来た時は、自分たちのサービスを見直してみるチャンス。腹を立てたり、モヤモヤしている場合ではありません。今まで自分たちが無償でサービスしていた電球交換にイオンさんが30分500円という価値を付けてくれた訳ですから、自分たちも既存客様には難しいとしてもご新規様向けに改めてサービスとして明記して提供出来るかも知れません。

 

これからは今まで以上にお客様も徐々に街のでんきやさんで買った経験が少ない世代に置き換わって行きます。だからこそこれまでどこに記すことなく当たり前に行ってきたことを棚卸して、それを価値あるサービスとして編集、再提供する時代に差し掛かって来ている、と言えますよ。

 

ここまで読んでくれた人はぜひ一度お仕事上の「当たり前」をメモに書き出してみてくださいね!

このブログを書いた人

メオマサユキ

(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。