神は単純作業にこそ宿る

多分、改札で切符を人が切っていた頃の名残と思われるのですが、電車を利用する際に駅員さんが改札横で挨拶をされている光景を目にします。

 

 

あれって全国的なものなんでしょうか?という疑問はさて置いて、同じ挨拶でもそれぞれ個性を感じます。

 

・何度も同じ言葉を発するうちに舌がもつれて来る人。

・お辞儀が段々なおざりになる人。

・大きな声で挨拶しようと心がけている人。

 

朝のラッシュ時などは大勢の乗客が押し掛けますので、これはこれで大変だなと思います。そんな中でも時々、目を引く挨拶をされる駅員さんもおられます。

 

一見単純な作業にこそ神は宿るのかも知れない

先日印象に残ったのは挨拶をしながら、

 

「お年寄りが通りますから、少し道を開けて下さいね~。」

 

とすかさずアナウンスされていた駅員さん。声を掛けた方を見ると、促された学生さんがご年配の方に改札を譲っていました。その駅員さんを見ているとただ挨拶をするのではなく、向こうから来る人に「こちらの改札が空いてますよ」と誘導されたり、人の流れに気を配っている印象でした。

 

挨拶自体は子どもでも出来ることなのに、それでもこうやって違いを感じるもの。むしろ一見単純作業に感じることにその人の仕事ぶりが反映するのかも知れません。

 

誰でもできる、人目につかないことを徹底的にやることに「あの人ならでは」が出る

以前、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介された、羽田空港が2年連続「清潔な空港」世界一に選ばれる立役者となった清掃員の新津春子さん

 

何度もしゃがんだり這いつくばって汚れが残っていないか、子供の目線で徹底的に確認される姿勢がとても印象的でした。挨拶にしても掃除にしても、やろうと思えば誰でも出来ることです。当たり前すぎて普段はあまり人に注目されないことでもあります。そこをあえてこうやって気を配り、徹底することで多くの人の目に触れる存在になる。

 

よく「神は細部に宿る」と云いますが、その神は年に一度あるかないかの大仕事ではなく、こうして日々誰もがやっている単純作業をどこまで徹底できるかどうかに掛かっているんじゃないかと思えてなりません。

 

お客様になかなか支持されない、とか、どうも取引先の評価を得られない、と悩むこともありますよね?そんな時は、いきなり店舗にお金を掛けたり、資格を取りに行ったりするより、日々の仕事を疎かにしていなかったか一度見直してみた方が良い結果につながり易かったりします。

 

基本のレベルを上げずして、レベルの高い仕事は出来ない。

 

今一度胸に刻んでおきたいと思ったのでした。

このブログを書いた人

メオマサユキ

「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社→経理担当3年→ 加盟店相談員 兼 公式ブログ5年→店舗開発担当1年→2018年から物流部長。これからどーすんのか、本人も分かってない?