他所で買われてしまう理由は価格ではないかも知れない|生活者1万人アンケート調査2018

シンクタンクの野村総合研究所が3年ごとに全国の15~79歳の男女1万人を対象に生活価値観や消費実態を尋ねた「生活者1万人アンケート」がこの2018年に更新されました。

 

 

グラフが殆どなので日本人の生活観や余暇に対する考え方、消費行動、情報利用などの調査結果を短時間で見ることが出来ますし、今後の参考になるところも沢山あるので、まちのでんきやさんは目を通してみると良いですよ。

 

その中でも着目したのが毎回最初にチェックしている「基本的な消費価値観の推移」。2000年から3年毎、6回目の調査は消費の判断基準が価格一辺倒からより多様化が進んだことが見て取れます。

 

 

他所で買われてしまう理由はもはや価格ではないかも知れない (例え価格を理由に持ちだされたとしても)

調査では2000年当時、半数を占めた「とにかく安くて経済的なものを買う」という消費価値観がこの18年で減少し、商品の好みや自分のライフスタイルなどを重視する傾向が見て取れます。一方で品質の高さや耐久性はやや下がっているのが興味深いです。どの項目も劇的な変化はないのですが、この「とにかく安くて経済的なものを」は数値以上に2000年時は理由の1、2位を争っていたところから、5、6番手まで落ちたのは大きな変化だと思います。

 

何せ1万人規模の調査ですから、世代を問わず多くの人は価格ばかりで判断しているのではないことがよく分かります。そうなると、お客様が親から子へ代替わりして他所で買われてしまったり、ご新規の問合わせがあっても敬遠されてしまったりするのは表面的な理由に価格を持ち出されたとしても、実際には「それ以外の情報があれば違う判断も出来たのに、価格しか判断基準が提供されなかった」からかも知れません。

 

この6つの回答でも価格は5番手ですから、もし価格のせいで新規のお客様が根付かず、既存客様の先細り(それによる電気工事業での穴埋め含む)が起きているとしたら、自店の持ち味は価格以外に何があるか?もう一度洗い直してみましょう。

 

ヒントは今現在お付き合い頂いているお客様にあります。自店は誰に何で喜ばれているお店か、それこそが自店の存在理由でもありますし、情報提供できる価格以外の判断基準です。年末年始の間、そういうことを考え直してみると、年が明けてからやるべきことが見えてきますよ。

このブログを書いた人

メオマサユキ

(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。