「往来の多い通り」50年前は駅前、25年前は幹線道路沿い、今はスマホの中

まちのでんきやさんの売上が以前ほど上がらなくなったというお話で、「以前は駅前通りで人通りが多かったけど、今は向こうにショッピングモールが出来たので人の流れが変わってしまった」みたいなことをお伺いすることががあります。売上が上がらなくなる要素には幾つかあり、

 

①既存客様の絶対数が減っている(転出、ご逝去など)
②既存客様の購買力が落ちた(高齢化など)
③(ご新規向けに)お店の存在が知られていない
④ご新規客が商品購入も任せて貰える信頼関係に届いてない

 

などがあります。①②は時代の流れで避けられないので、ここでは①②を補完する意味でも③④に絞ってみます。これには「人の流れが変わってしまった」に糸口があると感じています。

 

「往来の多い通り」は50年前は駅前、25年前は幹線道路沿い、今はスマホの中

昔は物理的に往来が活発な通りに店を構え、行き交う人を呼び込むののが店舗経営の原則でした。上記の駅前通りのでんきやさんは当時そのような活気があった筈ですし、ショッピングモールは施設内でそれを生み出そうと出来たものです。ですが今ではショッピングモールでも破たんすることがあるのは周知の通り。それは往来と言う点では駅前通りのような物理的なものから、ネットの中という概念的なものへと変化してきたからです。

 

もちろん今だって駅に人はいますし、賑わっているショッピングモールも沢山あります。ですが賑わっていても行き交う人が呼び込みや宣伝に反応してくれるとは限らないのが今の社会。

 


実感としては表題の通り「往来の多い通り」は50年前は駅前、25年前は幹線道路沿い、今はスマホの中、というイメージです。かと言ってブログやツイッターで「こういう商品があるよ、お買い得ですよ」とやっても世間の反応は冷ややかです。昔と今と違うのは、既存客さん以外はまちのでんきやさんに対するイメージはプラスもマイナスもなくゼロということ。だからオススメは取扱商品や持っている資格・技術よりも「日常の切り取り」。

 

 

 

 

多くの人が色々なものを目にするところで気負って宣伝するよりも、まずは「世の中にはこういう仕事をしている人がいるのね」と知ってもらうこと。そういう中で街のでんきやさんでモノを買うのは技術やアフターフォローと紐付きなんですよ、とお知らせ出来れば興味を持ってもらい易くなります。

 

「街の電器屋は・商品は・技術はこうだ!」よりも「地域にはこんな仕事してる人がいるんだ」と発見してもらうこと。宣伝自体が信用を失いつつある今出来るのは、ムリに伝えるよりもネットの往来の中に身を置いて知ってもらうことです。

 

資格や技術力、ある程度の市場価格感は当然として、大切なのは存在を知ってもらうこと。若い世代の方でも子育て真っ只中や共働き等で、ネットと取付業者使い分けるより、信用できる同じ人にまとめて面倒見てもらえるならそれに越したことはない、という人は一定数います。

 

「信用できる」をどのように表現するか。

 

もちろん人を介しての紹介が一番ですが、こうしたネットの使い方も覚えておくと、商売の幅が広がるので面白いですよ。

このブログを書いた人

メオマサユキ

「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社→経理担当3年→ 加盟店相談員 兼 公式ブログ5年→店舗開発担当1年→2018年から物流部長。これからどーすんのか、本人も分かってない?