まちのでんきや的、でんかのヤマグチさんの記事の読み方

世間では日経新聞やビジネス誌を読む人以外あまり知られていませんが、まちのでんきやさん業界では知らない人は居ないくらい、超有名なでんきやさんが「でんかのヤマグチ」さん。地域密着店のモデルとして、ビジネス誌やテレビ番組等でもたびたび取り上げられています。

 

(※訪問した時は夏休み休暇中でした)

 

日経ビジネスオンラインでは山口社長が不定期連載されており、その記事を目にすることが出来ます。興味ある方は見てみると良いですよ。

 


町の電器屋業界はまだまだ値引きしないと売れないという気質が根強く残っている、という山口社長のスルドイ指摘が光る記事です。

 

大手家電量販店を向こうに廻して、地元でしっかりと地位を築いているヤマグチさんの記事はビジネス誌の人気コンテンツ。胸のすく思いで読んでいらっしゃる同業のでんきやさんも多いと思います。そうなのですが、ヤマグチさんの記事を読んでスカッとした!・・・でおしまいになってはいませんか?

 

まちのでんきや的、でんかのヤマグチさんの記事の読み方

内容を見て共感したり、自店に置き換えて考えてみるのはもちろんのこと、そこから先の上記のようなネット記事でしか出来ない読み方があります。それは、こうしたネット記事には大抵付いているコメント欄まで目を通してみること。

 

ビジネス誌系は特にそうですが、コメント欄を読んでみると「まちのでんきやもいいね!」のような肯定的な意見に交じって、こんな店が何故取り上げられるのか理解できないという否定的な意見もかなりの割合で混じっています。

 

そんな否定的意見に対してどう思いますか?同業者として腹が立ちます?あるいは反論したくなったりしませんか?

 

では、山口社長も腹を立てているのでしょうか?

 

そういうことを考えることがとても勉強になります。

 

「あの」でんかのヤマグチさんを持ってしても賛否が分かれるというよりは、ヤマグチさんだから賛否がキレイに分かれる、とは言えないでしょうか?それだけ尖った商売をされている証拠なんですよね。ヤマグチさんはむしろ世間的にはあえて賛否が分かれるビジネスを追求しているから、成功していると言えます。

 

そのように考えると、自分はまだまだ世間を意識していないか、とか、自店と合うお客様とそうでないお客様の基準は明確かどうか、とか考えが深まりますね。考えれば考えるほど、ヤマグチさんのモデルは個人店にそのまま真似すればいいものではないことも分かって来ます。

 

世の中の人は自店で買ってもいいし、買わなくてもいい。

 

逆に自店もお付き合いする人もあれば、お付き合いしない人があってもいい。

 

所詮人間のやることですから、お付き合いできる範囲は限られて当然と考えると、自店の立ち位置も見付けやすくなります。その辺を意識して対等な商売を続けて行きたいものですね。

このブログを書いた人

メオマサユキ

(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。